フィルタリング~仮想表|情報I用語-情報通信ネットワークとデータの活用5

フェルミ推定やリレーショナルデータベースなど共通テスト対策の情報I用語

「情報通信ネットワークとデータの活用」分野の頻出用語を網羅しました。このページに含まれる単語は以下の通り。

フィルタリング,フェルミ推定,フッター,プライベートIPアドレス,ブラウザ,ブラックリスト方式,プリントサーバー,プロキシサーバー,ブログ,ブロックチェーン,プロトコル,ベイズの定理,ベストエフォート,ヘッダー,ポート番号,ホワイトリスト方式,メタデータ,モンテカルロ法,リレーショナルデータベース,リンク,ルータ,ルーティング,レイヤー,レーダーチャート,レコード,レスポンシブデザイン,ロールバック,ログイン,暗号化方式,異常値,円グラフ,仮説検定,仮想表

情報Iの共通テストや高校の定期テスト対策に、これらの重要語句について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。

フィルタリング
不適切な情報を制限する技術
特定のウェブサイトやコンテンツへのアクセスを制限する仕組みです。たとえば、子供が不適切なサイトにアクセスできないようにする技術がフィルタリングです。
フェルミ推定
限られた情報で概算する方法
不完全なデータや仮定をもとに、大まかな答えを導き出す方法です。たとえば、「地球上にピアノ調律師は何人いるか?」のような問いを推定します。
フッター
ウェブページや文書の下部に表示される部分
著作権情報や連絡先、利用規約などが記載される領域です。たとえば、ページの最下部にある「©2025 Company Name」がフッターに該当します。
プライベート IP アドレス
ローカルネットワーク内で使用するIPアドレス
インターネットには直接接続されず、家庭や企業の内部ネットワークで使用されるアドレスです。たとえば、「192.168.0.1」がプライベートIPの例です。
ブラウザ
ウェブページを閲覧するためのソフトウェア
インターネット上の情報を表示するためのアプリケーションです。たとえば、Google ChromeやSafariがブラウザです。
ブラックリスト方式
禁止されたものだけを利用不可にする方式
アクセス禁止リストに登録されたウェブサイトやコンテンツへのアクセスを制限する方式です。たとえば、不適切なサイトだけをブロックする設定が該当します。
プリントサーバー
プリンターをネットワークで共有するサーバー
ネットワーク上の複数のユーザーがプリンターを共有して使用できるようにするサーバーです。たとえば、オフィスで共用のプリンターを管理する場合に使用されます。
プロキシサーバー
間接的に接続を行う中継サーバー
クライアントとインターネットの間に入り、データの送受信を中継するサーバーです。たとえば、アクセス速度向上やセキュリティ強化のために利用されます。
ブログ
個人が情報を発信できるウェブサイト形式
日記や意見、写真などを投稿して公開できるウェブサイトです。たとえば、趣味や旅行記を共有するブログがあります。
ブロックチェーン
分散型台帳技術
複数のコンピュータでデータを共有・管理する技術で、改ざんが難しく高い信頼性を持ちます。たとえば、仮想通貨の取引記録に利用されています。
プロトコル
通信を行うためのルールや規約
ネットワークでデータを正しく送受信するための決まり事です。代表的なプロトコルにはHTTP、FTP、SMTPなどがあります。たとえば、ウェブページを表示する際に使用されるHTTPもプロトコルの一種です。
ベイズの定理
条件付き確率を利用した確率計算の法則
新しい情報をもとに確率を更新する方法です。条件付き確率を用いて、事象が起こる確率を計算します。たとえば、病気の検査結果を基に実際に病気である確率を計算する際に使われます。
ベストエフォート
可能な範囲で最大限の通信速度を提供する方式
通信速度を保証せず、状況に応じて可能な限りのパフォーマンスを提供する仕組みです。たとえば、家庭用インターネットサービスがこれに該当します。
ヘッダー
ウェブページや文書の上部に表示される部分
ページのタイトルやロゴ、ナビゲーションメニューが配置される領域です。たとえば、ウェブサイトの上部にあるメニューがヘッダーです。
ポート番号
通信相手を特定する番号
ネットワーク通信で、特定のサービスやアプリケーションを識別するための番号です。たとえば、ウェブページを表示するHTTPはポート番号80、メール送信はポート番号25を使用します。これにより、同じIPアドレス内で複数の通信を同時に処理できます。
ホワイトリスト方式
許可されたものだけを利用可能にする方式
あらかじめ許可されたウェブサイトやコンテンツにのみアクセスを許可するフィルタリング方式です。たとえば、学校で必要な教育サイトだけを開ける設定が該当します。
メタデータ
データに関する情報を記述したデータ
データの性質や構造、意味を説明するための補足情報です。たとえば、写真の撮影日時や解像度を記録した情報がメタデータです。
モンテカルロ法
乱数を使って問題をシミュレーションする方法
複雑な問題を解くために、乱数を使って多数の試行を行い、結果を統計的に分析する手法です。たとえば、株価の将来の動きを予測するシミュレーションに利用されます。
リレーショナルデータベース
表形式でデータを管理するデータベース
データをテーブル(表)形式で管理し、複数のテーブルを関連付けて利用するデータベースです。たとえば、顧客情報と注文情報を別々のテーブルで管理し、顧客IDで関連付けることができます。
リンク
ウェブページやファイルを結ぶ仕組み
クリックすると関連情報にアクセスできるようにする設定です。たとえば、ウェブページ内の「次へ」のボタンがリンクです。
ルータ
ネットワークを中継する装置
複数のネットワークを接続し、データを適切な宛先に中継する装置です。たとえば、家庭内LANとインターネットを接続する役割を担います。ルータはデフォルトゲートウェイとしても機能します。
ルーティング
ネットワーク内でデータの経路を決定する処理
データを送信元から宛先まで効率よく届けるための経路を選択する仕組みです。たとえば、インターネット通信でルーターがルーティングを行います。
レイヤー
ネットワークを階層化して分割した構造
通信を効率化するために役割ごとに階層に分けた仕組みです。たとえば、OSI参照モデルには7つのレイヤーがあります。
レーダーチャート
多角形でデータを可視化するグラフ
複数の項目を放射状の軸で示し、それぞれの値を結んだ多角形でデータの特性を表します。たとえば、選手の能力を視覚的に比較する際に使われます。
レコード
テーブル内の1行分のデータ
テーブルの行を表し、1つのデータのセットを意味します。たとえば、社員名簿テーブルでは、1人の社員の情報(名前、部署、電話番号など)が1レコードです。
レスポンシブデザイン
画面サイズに応じてレイアウトが変化するウェブ設計
スマホやタブレット、PCなど異なる画面サイズに対応して、見やすいレイアウトを提供するウェブデザインの手法です。たとえば、スマホで表示した際に適切なサイズに変わるウェブサイトがレスポンシブデザインです。
ロールバック
処理を取り消して元に戻す操作
トランザクション中の変更をキャンセルし、データベースを元の状態に戻す操作です。エラーが発生した場合に、データの整合性を保つために使用されます。たとえば、送金処理中にエラーが発生した場合、引き落とし前の状態に戻すことがロールバックです。
ログイン
サインインと同義
ユーザー認証を行い、システムやサービスにアクセスできる状態にする操作です。たとえば、SNSのアカウントにアクセスすることがログインです。
暗号化方式
WPA、WPA2:データを保護するための暗号化技術
無線LANで通信データを保護するための技術です。WPAやWPA2は暗号化の方式で、第三者が通信を盗聴したり改ざんしたりするのを防ぎます。たとえば、Wi-Fiのパスワードを設定する際に使用されます。
異常値
他のデータとかけ離れた値
データセットの中で、平均や範囲から大きく外れた値を指します。たとえば、テストの点数で、クラスの平均が50点なのに100点が1件だけある場合、異常値として扱われる可能性があります。
円グラフ
データの割合を円で示すグラフ
全体に対する各項目の比率を円の切れ目で表すグラフです。たとえば、売上の内訳やクラスの男女比を示す際に使用されます。
仮説検定
仮説を統計的に検証する手法
データを用いて帰無仮説が正しいかを検証する方法です。たとえば、新商品の売上効果を検証する際に「売上は増加していない」という帰無仮説を立て、データ分析で検証します。
仮想表
実体のないデータベースの表
データベース内のテーブルやクエリ結果をもとに作られた、一時的に利用する表です。たとえば、ビュー表が仮想表に該当します。