DBMS~正規化|データベース用語-基礎1

トランザクションやロールバックなど基本データベース用語の詳細説明-1

このページに含まれる単語は以下の通り。
DBMS,ER図,NoSQL,SQL,インデックス,クエリ,コミット,データベース,データモデリング,データ型,テーブル,トランザクション,ビュー,フィールド,リストア,リレーショナルデータベース,レコード,ロールバック,外部キー,主キー,正規化
これらの用語について20語ずつ分かりやすい詳しい説明を掲載しています。

DBMS
データベース管理システム
データベース管理システム(Database Management System)の略で、データの保存、管理、検索を効率的に行うソフトウェアです。DBMSは、データの整合性を保ちながら、大量の情報を管理するために使用されます。特に企業や組織の業務効率向上に寄与しています。
ER図
エンティティとリレーションシップを表した図
エンティティ・リレーションシップ図の略で、データベース設計時にデータの構造や関連を視覚的に表現します。ER図により、データの関係性が明確になり、データベースの設計が効率化されます。データ構造の可視化に役立ち、効率的な設計が可能です。
NoSQL
非リレーショナルなデータベースの総称
リレーショナルデータベース以外のデータベース技術の総称で、柔軟性が高く、大量のデータ処理が可能です。特にビッグデータ解析やリアルタイム処理で使用され、スケーラビリティに優れています。ドキュメント指向やキー・バリュー型が代表的なNoSQLデータベースです。
SQL
データベースを操作するための言語
構造化問い合わせ言語(Structured Query Language)の略で、データベース操作における標準言語です。SQLは、データの検索、追加、更新、削除を行うために使用され、リレーショナルデータベースで広く採用されています。効率的なデータ操作が可能な強力なツールです。
インデックス
検索を高速化するための仕組み
データベース内のデータを高速に検索するための構造で、検索時間を短縮します。インデックスを適切に設定することで、大量データの効率的なアクセスが可能になり、クエリのパフォーマンスが向上します。特に大量データの管理で重要な役割を果たします。
クエリ
データベースへの問い合わせ
データベースに対して特定の操作を行う指令で、データの検索や更新を目的とします。SQLクエリを用いることで、効率的にデータ操作が可能です。クエリの最適化により、データベースのパフォーマンスが向上し、大量データの処理が効率化されます。
コミット
トランザクションを確定させること
データベースへの変更を確定させ、永続的に保存する操作です。コミットにより、トランザクションが完了し、データが確定されます。データの整合性を保つため、トランザクション処理と組み合わせて使用されることが多く、データベースの信頼性が向上します。
データベース
データを体系的に保存・管理するシステム
データを体系的に管理・保存するための仕組みで、情報の検索、追加、更新、削除が可能です。データベースは、ビジネスやインターネットサービスにおいて、膨大なデータの効率的な管理が必要な場合に使用されます。データの一貫性と効率的なアクセスが可能です。
データモデリング
データの構造をモデル化すること
データの構造や関係を視覚化するプロセスで、データベース設計の初期段階に行われます。データモデリングにより、データの整合性と効率的な管理が可能になり、開発の効率も向上します。企業やシステム開発で広く採用されています。
データ型
データが持つ属性の種類(整数、文字列など)
データベースで取り扱うデータの種類を表し、文字列、整数、日付などが含まれます。データ型を適切に設定することで、データの整合性が保たれ、効率的なデータ管理が可能になります。データの信頼性を高めるため、正しいデータ型の選択が重要です。
テーブル
データベース内のデータを表形式で格納する単位
データベース内でデータを格納するための基本的な構造で、行と列で構成されます。テーブルは、データを整理し、効率的にアクセスするために使用され、各列にデータ型が設定されています。データベースの基盤として、情報の管理が容易になります。
トランザクション
一連のデータベース操作の単位
一連のデータベース操作をまとめて実行し、整合性を保つための単位です。トランザクションは、全ての操作が完了するか、全て取り消される「オールオアナッシング」の特性を持ちます。特に金融システムでデータの信頼性を確保するために不可欠です。
ビュー
テーブルの一部を仮想的に参照する仕組み
データベース内の特定のデータに対する仮想的なテーブルで、必要なデータのみを表示することができます。ビューを使用することで、セキュリティや効率的なアクセスが向上し、複雑なクエリの簡略化も可能です。データの視認性が向上します。
フィールド
テーブル内の一つの項目(列)
テーブル内の特定の列を指し、データの属性や情報を管理します。各フィールドにはデータ型が設定され、データの一貫性が保たれます。フィールドを活用することで、情報の分類と検索が容易になり、データベースの効率的な管理が実現します。
リストア
バックアップからデータを復元すること
バックアップからデータを復元し、システムの正常な状態を再構築する操作です。リストアは、データ損失やシステム障害からの回復手段として、バックアップと併せて利用されます。データの安全性を保つため、企業ではリストア計画が重要視されています。
リレーショナルデータベース
表形式でデータを管理するデータベース
データをテーブル形式で管理し、異なるテーブル間の関係性を保つデータベースです。リレーショナルデータベースにより、データの一貫性と整合性が確保され、効率的な検索が可能です。企業の基幹システムで広く利用されています。
レコード
テーブル内の一行分のデータ
データベース内のテーブルで、1行分のデータを指し、各フィールドに対応するデータが格納されています。レコードはデータの基本単位で、特定の情報を効率的に管理するために使用されます。データベースにおいて、データの追加・編集が容易です。
ロールバック
トランザクションを取り消すこと
トランザクションを中止し、変更を元に戻す操作です。ロールバックにより、データの整合性が保たれ、システムの信頼性が向上します。特に、データ操作に失敗した際に使用され、データベースの一貫性維持に役立ちます。
外部キー
他のテーブルの主キーを参照するフィールド
異なるテーブル間の関係を示すキーで、他のテーブルの主キーを参照することで、データの整合性を保ちます。外部キーにより、データの結びつきが保証され、リレーショナルデータベースの効率的な運用が可能になります。
主キー
レコードを一意に識別するためのフィールド
テーブル内で各レコードを一意に識別するためのキーです。主キーが設定されることで、データの重複が防がれ、効率的な検索が可能になります。リレーショナルデータベースでは、主キーの設定がデータの一貫性と信頼性に寄与します。
正規化
データの冗長性を減らすためのデータベースの設計手法
データの重複や不整合を防ぐために、データベースを分割して整理するプロセスです。正規化により、データの整合性が保たれ、管理が効率化されます。企業のデータベース設計で用いられる手法で、データの品質が向上します。