Web開発用語集
HTML、CSS、JavaScript、React、Vue.js、Node.jsなど、モダンなWeb開発に関する重要な用語を体系的に学習できます
用語数統計
Web開発について
Web開発は、Webサイトやアプリケーションを作成する技術分野です。HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術から、サーバーサイドの技術、データベース、フレームワークまで、多岐にわたる技術を組み合わせて現代的なWebサービスを構築します。このページでは、Web開発に関する重要な用語を難易度別に整理し、体系的に学習できるようにしています。
Web開発用語一覧
Web開発に関する重要な用語を詳細解説付きで紹介
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Webpage
(ウェブページ) Webpage 初級Webブラウザで表示される単一のドキュメント。HTMLで構造化され、CSS でスタイリング、JavaScriptで動的機能を持つ。Webページは、Webブラウザで表示される単一のドキュメントで、HTMLをベースとして構築されます。テキスト、画像、リンク、フォーム、動画などの要素を含み、CSS によるスタイリング、JavaScriptによる動的な機能追加により、リッチなユーザー体験を提供します。URLによって一意に識別され、他のWebページへのハイパーリンクにより相互に接続されています。レスポンシブデザインにより、PC、タブレット、スマートフォンなど様々なデバイスで適切に表示されるよう設計されます。
例: ホームページ, 記事ページ, 商品ページ, お問い合わせページ -
Web Browser
(ウェブブラウザ) Web Browser 初級Webページを閲覧するためのソフトウェア。HTML、CSS、JavaScriptを解釈・実行してWebページを画面に表示する。Webブラウザは、インターネット上のWebページにアクセスし、HTML、CSS、JavaScript等のWebコンテンツを解釈・表示するソフトウェアです。Chrome、Firefox、Safari、Edgeなどが代表的で、レンダリングエンジン(WebKit、Blink、Gecko等)によりWebページを視覚的に表現します。ブックマーク、履歴、タブ機能、拡張機能、開発者ツールなどの機能を提供し、現代のインターネット利用において不可欠なツールです。Web標準への準拠度やパフォーマンス、セキュリティ機能で差別化されています。
例: Chrome, Firefox, Safari, Edge -
Web Server
(ウェブサーバー) Web Server 初級Webページやファイルをインターネット上で配信するサーバーソフトウェア。HTTPプロトコルでクライアントのリクエストに応答する。Webサーバーは、HTTPプロトコルを使用してWebページやファイルをクライアント(Webブラウザ)に配信するサーバーソフトウェアです。Apache、Nginx、IIS、Node.js等が代表的で、HTMLファイル、画像、CSS、JavaScript等の静的コンテンツの配信から、データベース連携による動的コンテンツの生成まで担います。負荷分散、SSL/TLS暗号化、キャッシュ機能、アクセス制御などの機能により、安全で高性能なWebサービスを提供します。
例: Apache, Nginx, IIS, 静的ファイル配信 -
Domain
(ドメイン) Domain 初級インターネット上でWebサイトを識別するための住所。example.comのような文字列でIPアドレスと対応している。ドメイン名は、インターネット上でWebサイトやサーバーを識別するための人間が読みやすい住所システムです。DNS(Domain Name System)により数値のIPアドレスと関連付けられ、「example.com」のような形式で表現されます。トップレベルドメイン(.com、.org、.jpなど)、セカンドレベルドメイン(会社名等)、サブドメイン(www、blog等)から構成され、Webサイトのブランディングやオンライン識別において重要な役割を果たします。
例: google.com, example.jp, subdomain.example.org -
HTML Tags
(エイチティーエムエルタグ) HTML Tags 初級HTMLでコンテンツの構造や意味を定義するためのマークアップ要素。<h1>、<p>、<div>など用途に応じて使い分ける。HTMLタグは、Webページの構造と意味を定義するためのマークアップ要素で、<と>で囲まれた形式で記述されます。見出し(h1-h6)、段落(p)、リンク(a)、画像(img)、リスト(ul、ol、li)、コンテナ(div、span)、セマンティック要素(header、nav、main、article、section、footer)など、多様なタグがあります。開始タグと終了タグのペア、または自己完結型の単一タグがあり、属性を使用して追加情報を指定できます。
例: <h1>, <p>, <div>, <img>, <a> -
HTML Elements
(エイチティーエムエル エレメンツ) HTML Elements 初級開始タグ、コンテンツ、終了タグから構成されるHTMLの構成単位。Webページの各部分を表現する基本的なビルディングブロック。HTML要素(Elements)は、開始タグ、コンテンツ、終了タグから構成されるHTMLドキュメントの基本構成単位です。例えば<p>これは段落です</p>のように、タグでコンテンツを囲むことで要素を作成します。要素は入れ子構造を持つことができ、属性により追加情報を指定できます。ブロック要素(div、p、h1等)とインライン要素(span、a、em等)に分類され、それぞれ異なる表示特性を持ちます。
例: <p>段落</p>, <h1>見出し</h1>, <img src=""> -
HTML Attributes
(エイチティーエムエル アトリビュート) HTML Attributes 初級HTML要素に追加情報や設定を与えるためのキー・バリューペア。id、class、src、hrefなどがある。HTML属性(Attributes)は、HTML要素に追加情報や動作設定を提供するname="value"形式のキー・バリューペアです。id(一意識別子)、class(スタイル分類)、src(画像パス)、href(リンク先)、alt(代替テキスト)、title(ツールチップ)などの汎用属性から、特定要素専用の属性まで多数存在します。CSS でのスタイリング、JavaScript での操作、アクセシビリティ向上、SEO最適化において重要な役割を果たします。
例: id="main", class="button", src="image.jpg", href="page.html" -
HTML Forms
(エイチティーエムエル フォーム) HTML Forms 初級ユーザーからの入力データを収集するHTML要素。テキスト入力、選択、送信ボタンなどでユーザーとのやり取りを実現。HTMLフォームは、ユーザーからの情報入力を受け付けるための仕組みで、<form>要素を基盤とします。テキスト入力(input type="text")、パスワード(input type="password")、ラジオボタン、チェックボックス、セレクトボックス、テキストエリア、送信ボタンなどの様々な入力コントロールを組み合わせて構築します。バリデーション、サーバー送信、ユーザー体験向上のためのJavaScript連携により、お問い合わせ、ログイン、アンケート、ECサイトの注文などで活用されます。
例: <input>, <select>, <textarea>, <button> -
Semantic HTML
(セマンティック エイチティーエムエル) Semantic HTML 初級コンテンツの意味や構造を明確に表現するHTML記法。header、nav、main、article、section等の意味的な要素を使用。セマンティックHTMLは、コンテンツの意味や構造を明確に表現するHTML記述手法で、HTML5で導入された意味的要素を積極的に活用します。header(ヘッダー)、nav(ナビゲーション)、main(メインコンテンツ)、article(記事)、section(セクション)、aside(サイドバー)、footer(フッター)などの要素により、文書構造を論理的に表現し、検索エンジン最適化、アクセシビリティ向上、保守性の改善を実現します。単純なdiv要素の代わりに意味のある要素を使用することが重要です。
例: <header>, <nav>, <main>, <article>, <section> -
CSS Selectors
(シーエスエス セレクタ) CSS Selectors 初級CSSでスタイルを適用する対象のHTML要素を指定するパターン。要素、クラス、ID、属性など様々な方法で選択可能。CSSセレクタは、スタイルを適用するHTML要素を特定するためのパターン記法です。要素セレクタ(p、h1)、クラスセレクタ(.class-name)、IDセレクタ(#id-name)、属性セレクタ([attr="value"])、疑似クラス(:hover、:focus)、疑似要素(::before、::after)、子孫セレクタ(div p)、子セレクタ(div > p)などがあります。適切なセレクタの選択により、効率的で保守性の高いCSSコードを作成でき、特定性(Specificity)の理解も重要です。
例: .class, #id, p > a, :hover, ::before -
CSS Properties
(シーエスエス プロパティ) CSS Properties 初級CSS でスタイルを定義するための属性。color、font-size、margin、paddingなど、見た目や配置を制御する。CSSプロパティは、要素の外観や動作を制御するためのスタイル属性です。色(color、background-color)、フォント(font-family、font-size、font-weight)、寸法(width、height)、余白(margin、padding)、ボーダー(border)、配置(position、display)、レイアウト(flexbox、grid)、アニメーション(transition、transform)など、数百のプロパティが存在します。プロパティと値のペアで記述し、カスケーディングルールに従って適用されます。
例: color: red, font-size: 16px, margin: 10px, display: flex -
Box Model
(ボックスモデル) CSS Box Model 初級CSS で要素のサイズと間隔を定義するモデル。コンテンツ、パディング、ボーダー、マージンの4つの領域から構成。CSSボックスモデルは、すべてのHTML要素を矩形のボックスとして扱い、その構造を定義するモデルです。中心のコンテンツエリア、その周囲のpadding(内側余白)、border(境界線)、margin(外側余白)の4つの領域から構成されます。要素の実際のサイズは、これらの値の組み合わせで決定され、box-sizingプロパティ(content-box、border-box)により計算方法を変更できます。レイアウト設計において最も基本的で重要な概念です。
例: margin, padding, border, width, height -
JavaScript Variables
(ジャバスクリプト ヴァリアブル) JavaScript Variables 初級JavaScriptでデータを格納するための容器。var、let、constキーワードで宣言し、文字列、数値、真偽値等を保存。JavaScript変数は、プログラム実行中にデータを一時的に格納するための容器です。var(関数スコープ)、let(ブロックスコープ)、const(定数)の3つの宣言キーワードがあり、ES6以降はletとconstの使用が推奨されます。文字列、数値、真偽値、オブジェクト、配列、関数など様々なデータ型を格納でき、動的型付けにより実行時に型が決定されます。変数名は識別子ルールに従い、意味のある名前を付けることが重要です。
例: let name = "太郎", const age = 30, var isActive = true -
JavaScript Functions
(ジャバスクリプト ファンクション) JavaScript Functions 初級特定の処理をまとめて再利用可能にしたコードブロック。パラメータを受け取り、処理を実行して結果を返すことができる。JavaScript関数は、特定の処理をまとめて名前を付けた再利用可能なコードブロックです。function宣言、関数式、アロー関数(ES6)の3つの記述方法があり、パラメータ(引数)を受け取り、処理を実行してreturn文で結果を返すことができます。関数は第一級オブジェクトとして変数に代入、他の関数の引数として渡す、関数の戻り値として返すことが可能で、コードの再利用性、保守性、モジュール化を大幅に向上させます。
例: function calc(), const arrow = () => {}, 引数, 戻り値 -
DOM Manipulation
(ドム マニピュレーション) DOM Manipulation 初級JavaScriptでHTMLドキュメントの要素を動的に操作すること。要素の追加、削除、属性変更、スタイル変更等が可能。DOM操作は、JavaScriptを使用してWebページのHTML要素を動的に変更・操作する技術です。getElementById、querySelector等で要素を取得し、textContent、innerHTML、style、classList等のプロパティで内容やスタイルを変更、createElement、appendChild、removeChild等のメソッドで要素の追加・削除を行います。イベントリスナーと組み合わせることで、ユーザーアクションに応じたインタラクティブなWebページを実現し、モダンなWebアプリケーションの基盤となります。
例: getElementById(), innerHTML, appendChild(), style.color -
JavaScript Events
(ジャバスクリプト イベント) JavaScript Events 初級Webページ上で発生するユーザーアクションやシステムの状態変化。クリック、キー入力、ページ読み込み等に反応してコードを実行。JavaScriptイベントは、Webページ上で発生するユーザーアクションやシステムの状態変化を表すオブジェクトです。click(クリック)、mouseover(マウスホバー)、keydown(キー押下)、submit(フォーム送信)、load(ページ読み込み完了)、resize(ウィンドウサイズ変更)などがあります。addEventListener()メソッドやHTMLのon属性でイベントリスナーを設定し、イベント発生時に特定の処理を実行することで、ユーザーとのインタラクションを実現します。
例: click, mouseover, keydown, addEventListener() -
W3C
(ダブリュースリーシー) World Wide Web Consortium 初級World Wide Webの標準化団体。HTML、CSS、XMLなどのWeb技術の仕様策定と標準化を行う国際組織。W3C(World Wide Web Consortium)は、Tim Berners-Leeによって設立されたWeb技術の標準化を行う国際的な組織です。HTML、CSS、XML、SVG、WCAG(Webアクセシビリティガイドライン)等の仕様策定、勧告の発行、Web標準の普及促進を担っています。加盟組織や個人の協力により、異なるブラウザやプラットフォーム間での相互運用性を確保し、オープンでアクセシブルなWebの実現を目指しています。Web開発者にとって最も重要な技術標準の策定機関です。
例: HTML仕様, CSS仕様, WCAG, Web標準 -
Web Accessibility
(ウェブ アクセシビリティ) Web Accessibility 初級障害者や高齢者を含むすべての人がWebサイトを利用できるようにする取り組み。WCAG ガイドラインに基づいた設計・実装。Webアクセシビリティは、身体障害、視覚障害、聴覚障害、認知障害等の障害者や高齢者を含むすべての人がWebサイトを効果的に利用できるようにする設計・開発手法です。WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)に基づき、代替テキスト、キーボードナビゲーション、色覚への配慮、文字サイズ調整、スクリーンリーダー対応などを実装します。社会的責任とユーザビリティ向上の両面で重要で、多くの国で法的要求事項となっています。
例: alt属性, キーボードナビゲーション, コントラスト, ARIA -
HTML5
(エイチティーエムエル ファイブ) HTML5 初級HTMLの第5版。セマンティック要素、音声・動画サポート、Canvas、Web Storage等の新機能を追加したモダンなマークアップ言語。HTML5は、従来のHTMLを大幅に拡張したマークアップ言語の最新仕様で、モダンWebアプリケーション開発の基盤となっています。セマンティック要素(header、nav、article等)、ネイティブ音声・動画再生(audio、video)、Canvas による描画、Web Storage、Geolocation、WebSocket、Web Worker等の新API、入力タイプの拡張(email、date等)により、リッチでインタラクティブなWebコンテンツを標準技術のみで実現できます。Flash等のプラグインに依存しない現代的なWeb開発が可能です。
例: <video>, <canvas>, localStorage, <article> -
CSS3
(シーエスエス スリー) CSS3 初級CSSの第3版。アニメーション、グラデーション、シャドウ、トランジション、Flexbox等の高度な視覚効果とレイアウト機能を追加。CSS3は、従来のCSSに多数の新機能を追加したスタイルシート言語の最新仕様です。アニメーション(animation、transition)、視覚効果(box-shadow、text-shadow、グラデーション)、高度なレイアウト(Flexbox、Grid)、変形(transform、rotate、scale)、メディアクエリによるレスポンシブデザイン、カスタムフォント(@font-face)、複数背景などの機能により、デザイナーとWeb開発者の創造性を大幅に拡張しました。JavaScriptやFlashに依存せずリッチな表現が可能です。
例: animation, box-shadow, flexbox, @media, transform -
Text Editor
(テキストエディタ) Text Editor 初級プログラムコードやマークアップを記述するためのソフトウェア。シンタックスハイライト、自動補完等の機能でコーディングを効率化。テキストエディタは、プログラムコードやマークアップ言語を記述するために最適化されたソフトウェアです。シンタックスハイライト(構文の色分け)、自動インデント、自動補完、括弧マッチング、複数ファイル管理、検索・置換、プラグイン拡張などの機能により、コーディング効率を大幅に向上させます。Visual Studio Code、Sublime Text、Atom、Vim、Emacsなどが代表的で、Web開発者にとって最も重要なツールの一つです。
例: Visual Studio Code, Sublime Text, Vim, シンタックスハイライト -
Browser Developer Tools
(ブラウザ デベロッパーツール) Browser Developer Tools 初級Webブラウザに内蔵された開発支援ツール。HTML/CSS の検査、JavaScript デバッグ、ネットワーク解析、パフォーマンス測定が可能。ブラウザ開発者ツールは、Chrome、Firefox、Safari、Edge等のモダンブラウザに標準搭載された包括的な開発支援ツールセットです。Elements(HTML/CSS検査・編集)、Console(JavaScript実行・デバッグ)、Sources(ソースコードデバッグ)、Network(HTTP通信解析)、Performance(パフォーマンス測定)、Application(ストレージ管理)などのパネルにより、Web開発のあらゆる局面でデバッグ・最適化・検証作業を効率化します。F12キーで起動できます。
例: Elements panel, Console, Network tab, Debugger -
File Path
(ファイルパス) File Path 初級ファイルやフォルダの場所を示す住所。絶対パスと相対パスがあり、Webサイトでのリソース参照に使用される。ファイルパスは、コンピュータシステム内でファイルやディレクトリの場所を特定するための住所システムです。絶対パス(/home/user/file.html)は最上位からの完全な経路、相対パス(../images/photo.jpg)は現在位置からの経路を示します。Web開発では、HTML内での画像、CSS、JavaScript、リンク先の指定に使用され、適切なパス記述により正確なリソース参照を実現します。「/」(スラッシュ)でディレクトリを区切り、「./」は現在、「../」は上位ディレクトリを表します。
例: ./style.css, ../images/logo.png, /js/script.js -
Web Hosting
(ウェブホスティング) Web Hosting 初級Webサイトをインターネット上で公開するためのサーバースペース提供サービス。共有、専用、VPS、クラウド等の種類がある。Webホスティングは、Webサイトのファイルを保存し、インターネット経由でアクセス可能にするサーバーサービスです。共有ホスティング(複数サイトでサーバー共有)、VPS(仮想専用サーバー)、専用サーバー、クラウドホスティング(AWS、GCP等)、静的サイトホスティング(Netlify、Vercel等)など多様な形態があります。容量、帯域幅、データベース、SSL証明書、バックアップ、技術サポートなどのサービスにより、個人ブログから大規模企業サイトまで対応します。
例: 共有ホスティング, VPS, クラウドホスティング, 静的サイト -
FTP
(エフティーピー) File Transfer Protocol 初級ネットワーク上でファイルを転送するためのプロトコル。Webサイトのファイルをサーバーにアップロードやダウンロードする際に使用。FTP(File Transfer Protocol)は、TCP/IPネットワーク上でファイルを転送するための標準プロトコルです。WebサイトのHTML、CSS、JavaScript、画像等のファイルをローカルコンピュータからWebサーバーにアップロード、またはサーバーからダウンロードする際に使用されます。FTPクライアント(FileZilla、WinSCP等)により操作し、ユーザー名・パスワード認証でアクセス制御を行います。セキュリティ向上のため、暗号化版のSFTPやFTPSの使用が推奨されています。
例: FileZilla, アップロード, ダウンロード, SFTP -
Static Website
(スタティック ウェブサイト) Static Website 初級HTML、CSS、JavaScript等の静的ファイルのみで構成されるWebサイト。データベースやサーバーサイド処理を持たない。静的Webサイトは、HTML、CSS、JavaScript、画像等の静的ファイルのみで構成され、データベースやサーバーサイド処理を必要としないWebサイトです。コンテンツは事前に作成されて固定されており、すべてのユーザーに同じ内容を表示します。高速配信、高いセキュリティ、低コスト運用、CDNとの相性の良さが特徴で、企業サイト、ブログ、ポートフォリオ、ランディングページなどに適しています。Jekyll、Hugo、Gatsby等の静的サイトジェネレーターで効率化できます。
例: HTML/CSS サイト, ランディングページ, ポートフォリオ, Jekyll -
Domain Registration
(ドメイン レジストレーション) Domain Registration 初級インターネット上での住所となるドメイン名の登録手続き。レジストラを通じて希望するドメイン名の使用権を取得する。ドメイン登録は、WebサイトのURL(example.com等)として使用するドメイン名の使用権を取得する手続きです。レジストラ(GoDaddy、お名前.com、ムームードメイン等)を通じて希望するドメイン名の可用性を確認し、年間登録料を支払って登録します。.com、.org、.jp、.co.jp等のTLD(トップレベルドメイン)があり、用途や地域により選択します。DNS設定、自動更新、Whois情報管理、SSL証明書との連携により、Webサイトの正式な運用を開始できます。
例: .com, .jp, レジストラ, DNS設定, SSL証明書 -
HTML
(エイチティーエムエル) HyperText Markup Language 初級Webページの構造を定義するマークアップ言語。テキスト、画像、リンクなどの要素を組み合わせてWebページのコンテンツを作成する。HTML(HyperText Markup Language)は、Webページの構造と意味を定義するマークアップ言語で、World Wide Webの基盤技術です。タグと呼ばれる要素を使用してコンテンツを構造化し、見出し、段落、リスト、画像、リンクなどを表現します。HTML5では、セマンティック要素(header、nav、main、article、sectionなど)が追加され、より意味的に正確なマークアップが可能になりました。また、音声・動画の埋め込み、キャンバス要素による描画、Webストレージ、ジオロケーションなどの新機能も導入されています。SEO対策においても重要で、適切な見出しタグの使用、メタタグの設定、構造化データの実装により、検索エンジンでの評価向上が期待できます。現代のWeb開発では、HTMLはCSS(スタイル)、JavaScript(動作)と組み合わせることで、リッチで インタラクティブなWebエクスペリエンスを提供します。
例: <html>, <head>, <body>, <div> -
CSS
(シーエスエス) Cascading Style Sheets 初級Webページの見た目やレイアウトを定義するスタイルシート言語。HTMLで作成した構造に対して、色、サイズ、配置などのスタイルを適用する。CSS(Cascading Style Sheets)は、HTMLで構造化されたWebページの視覚的な表現を制御するスタイルシート言語です。「カスケーディング」の名前通り、複数のスタイルルールが階層的に適用される仕組みを持ちます。CSS3では、アニメーション、グラデーション、シャドウ、変形(transform)、トランジションなどの高度な視覚効果が追加されました。レスポンシブWebデザインの実現には、メディアクエリ、フレキシブルボックス(Flexbox)、グリッドレイアウトが重要な役割を果たします。モダンなCSS開発では、Sass、Lessなどのプリプロセッサーや、Tailwind CSS、Bootstrap などのフレームワークが開発効率を向上させています。近年では、CSS-in-JSライブラリやCSSモジュールにより、JavaScriptと緊密に連携した開発手法も普及しており、コンポーネントベースの開発において重要性が増しています。
例: セレクタ, プロパティ, レスポンシブデザイン, フレックスボックス -
Vue.js
(ビュージェイエス) Vue.js 初級Evan Youが開発したプログレッシブJavaScriptフレームワーク。学習コストが低く、段階的な導入が可能で、リアクティブなデータバインディングを特徴とする。Vue.jsは、Evan Youによって開発されたプログレッシブフレームワークで、「漸進的採用」のコンセプトのもと、既存プロジェクトへの段階的導入が可能です。テンプレート構文、リアクティブデータバインディング、コンポーネントシステム、Vuex(状態管理)、Vue Router(ルーティング)により、小規模から大規模まで幅広いWebアプリケーション開発をサポートします。学習曲線が緩やかで、HTML、CSS、JavaScriptの知識があれば容易に習得でき、日本や中国で特に人気が高いフレームワークです。
例: テンプレート構文, リアクティブ, Vuex, Vue Router -
Sass/SCSS
(サス/エスシーエスエス) Sass/SCSS 初級CSS拡張言語。変数、ネスト、mixin、関数等の機能により、保守性の高いスタイルシートを作成できるプリプロセッサー。Sass(Syntactically Awesome StyleSheets)は、CSSを拡張したスタイルシート言語で、変数、ネスト、mixin、継承、演算、条件分岐、ループ等のプログラミング的機能をCSSに追加します。SCSS(Sassy CSS)記法とSass記法があり、SCSSはCSS互換の波括弧記法、SassはPythonライクなインデント記法を採用します。大規模プロジェクトでのCSS管理を大幅に効率化し、保守性と再利用性を向上させます。
例: 変数, ネスト, mixin, パーシャル -
Bootstrap
(ブートストラップ) Bootstrap 初級TwitterのCSSフレームワーク。レスポンシブなグリッドシステム、コンポーネント、ユーティリティクラスで迅速なUI開発を支援。Bootstrapは、Twitter(現X)が開発したオープンソースのCSSフレームワークで、世界で最も普及しているフロントエンド開発ツールの一つです。12カラムのレスポンシブグリッドシステム、ボタン、フォーム、ナビゲーション、モーダル等の豊富なコンポーネント、Flexbox ベースのユーティリティクラスにより、統一感のあるUIを迅速に構築できます。カスタマイズ性も高く、Sass変数での調整やビルド設定の変更が可能です。
例: グリッドシステム, コンポーネント, ユーティリティ, レスポンシブ -
jQuery
(ジェイクエリー) jQuery 初級JavaScript ライブラリ。DOM操作、イベント処理、Ajax等を簡潔に記述でき、ブラウザ間の互換性問題を解決。「write less, do more」がモットー。jQueryは、2006年にJohn Resigが開発したJavaScriptライブラリで、「write less, do more」のスローガンのもと、複雑なJavaScript処理を簡潔に記述できるAPIを提供します。CSS セレクターによる要素選択、チェーンメソッドによる連続処理、ブラウザ間互換性の抽象化により、Web開発を大幅に効率化しました。2010年代前半まで圧倒的なシェアを誇り、現在でも多くのWebサイトで使用されています。
例: $(セレクター), DOM操作, Ajax, アニメーション -
CDN
(シーディーエヌ) Content Delivery Network 初級コンテンツ配信ネットワーク。世界各地のサーバーからコンテンツを配信し、読み込み速度向上とサーバー負荷軽減を実現する。CDN(Content Delivery Network)は、地理的に分散したサーバーネットワークから、ユーザーに最も近い場所からコンテンツを配信するインフラストラクチャサービスです。静的ファイル(HTML、CSS、JavaScript、画像、動画)をエッジサーバーにキャッシュすることで、表示速度の向上、オリジンサーバーの負荷軽減、帯域幅コストの削減を実現します。CloudFlare、AWS CloudFront、Fastly等が代表的なサービスです。
例: CloudFlare, AWS CloudFront, エッジキャッシュ, 配信最適化 -
SEO
(エスイーオー) Search Engine Optimization 初級検索エンジン最適化。Webサイトが検索結果で上位表示されるように、コンテンツや技術的要素を改善する手法。SEO(Search Engine Optimization)は、GoogleやBingなどの検索エンジンでWebサイトが上位表示されるように最適化する手法と戦略の総称です。キーワード選定、タイトル・見出しタグの最適化、内部リンク構造、ページ速度向上、モバイルフレンドリー対応、構造化データマークアップ、質の高いコンテンツ作成など、技術的・コンテンツ的な改善を通じて検索順位向上を目指します。
例: キーワード最適化, メタタグ, 構造化データ, ページ速度 -
AJAX
(エイジャックス) Asynchronous JavaScript and XML 初級非同期通信技術。ページをリロードせずにサーバーとデータ交換を行い、動的なユーザーインターフェースを実現する。AJAX(Asynchronous JavaScript and XML)は、JavaScript を使用してWebページをリロードせずにサーバーと非同期でデータ交換する技術の総称です。XMLHttpRequest オブジェクト(現在はfetch API)を利用してバックグラウンドでHTTP通信を行い、レスポンスデータ(JSON、XML、HTML等)をJavaScriptで処理してページの一部を動的更新します。Googleマップ等で普及し、リッチなWebアプリケーション開発の基盤技術となりました。
例: XMLHttpRequest, fetch API, 非同期通信, JSON -
DOM
(ドム) Document Object Model 初級ドキュメントオブジェクトモデル。HTMLやXMLをツリー構造として表現し、JavaScriptから要素の操作・変更を可能にするAPI。DOM(Document Object Model)は、HTMLやXMLドキュメントをプログラムから操作するための標準的なAPIで、ドキュメントをノードのツリー構造として表現します。JavaScript から要素の取得、属性変更、スタイル変更、イベント処理、要素の追加・削除などが可能で、動的なWebページの基盤となります。getElementById、querySelector、addEventListener等のメソッドでDOM操作を行います。
例: getElementById, querySelector, appendChild, addEventListener