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プロトタイプやユーザージャーニーなどUX/UIデザイン用語の詳細説明
このページに含まれる単語は以下の通り。
WCAG,アイトラッキング,アクセシビリティガイドライン,インクルーシブデザイン,インタラクションデザイン,インタラクティブデザイン,インフォグラフィック,エンパシーマップ,オフキャンバスメニュー,オンボーディング,カードソーティング,グリッドシステム,コンシステンシー,コンテキストインタビュー,コンテントストラテジー,コントラスト比
これらの用語について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
WCAG |
ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン |
「Web Content Accessibility Guidelines(ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン)」の略で、障害のある人々も含めた誰もが利用しやすいWebコンテンツの設計指針です。色のコントラストや代替テキストの提供などが具体例で、特に公共機関や大企業でのウェブ制作において順守が求められています。 |
アイトラッキング |
ユーザーの視線の動きを分析する手法 |
ユーザーの視線を追跡し、どこに注目しているかを把握する技術です。マーケティングやUI/UXデザインにおいて、ユーザーが画面内でどこを見ているか、クリックするまでの過程などを視覚的に分析できます。デザインの改善や効果的な広告配置に役立ちます。 |
アクセシビリティガイドライン |
ウェブコンテンツのアクセシビリティ基準 |
障害を持つ人も含め、すべての人が利用しやすいWebサイトやアプリを作成するための基準や指針です。文字の大きさやコントラスト、画像に対する代替テキストの提供など、視認性や操作性を向上させる内容が盛り込まれ、使いやすさが改善されます。 |
インクルーシブデザイン |
多様なユーザーを考慮したデザイン手法 |
障害の有無や年齢、文化にかかわらず、すべての人が利用しやすい製品やサービスを目指したデザイン手法です。ユーザーの多様なニーズに対応することで、誰もがアクセスしやすい体験を提供します。 |
インタラクションデザイン |
ユーザーとシステムのやり取りを設計すること |
ユーザーと製品やサービスとのやり取りを設計する分野で、ユーザーが直感的に操作できるような仕組みを作ります。たとえば、ボタンの配置や操作フロー、アニメーションなどを工夫し、使いやすさや楽しさを向上させます。インタラクションデザインはUXの一部として重要で、ユーザーが快適にサービスを利用できるようにするため、視覚的な要素だけでなく、音や触覚も含めた体験を設計することが求められます。 |
インタラクティブデザイン |
ユーザーとの対話性を重視したデザイン手法 |
ユーザーが積極的に関与し、反応を得られるデザインを指します。例えば、クリックやタップで情報が変わるインターフェースや、アニメーション、音声応答などが含まれ、ユーザーが操作した結果が即座に画面に反映されることで、没入感や利用意欲を高めます。特にゲームや教育コンテンツで重要で、ユーザーが主体的に体験できるよう設計されることで、情報の理解や記憶が促進されます。 |
インフォグラフィック |
情報を視覚的に表現したグラフィック |
データや情報を視覚的にわかりやすく伝えるためのデザイン形式です。グラフ、アイコン、イラストなどを組み合わせて、複雑な情報を簡単に理解できるように工夫されています。インフォグラフィックは情報量が多い内容や統計データを分かりやすく表現するために用いられ、特にマーケティングや教育、報告資料などで効果的に活用されています。 |
エンパシーマップ |
ユーザーの感情や思考を可視化した図 |
ユーザーの感情や思考、行動を理解するためのツールで、観察やインタビューを基にしたユーザーの体験を視覚的に表現します。「感じること」「考えること」「見ること」「聞くこと」の4つの要素を整理し、ユーザーがどのように製品やサービスを受け取っているかを理解します。エンパシーマップはUXデザインやマーケティング戦略において、ユーザー視点の改善点を見つけるために有用です。 |
オフキャンバスメニュー |
画面外からスライドして現れるメニュー |
スマートフォンやタブレットの小さな画面で、画面外に隠れているメニューがタップでスライドインする形で表示されるナビゲーションメニューのことです。これにより、限られた画面スペースを有効に使え、ユーザーが必要な情報に素早くアクセスできるようになります。特にスマートフォンアプリやモバイルサイトで多く見られ、シンプルかつ直感的なインターフェースを提供します。 |
オンボーディング |
新規ユーザーにシステムの使い方を案内するプロセス |
新しいユーザーが製品やサービスに慣れるためのプロセスです。チュートリアルやガイドを通じて初期設定や基本機能を説明し、ユーザーが迷わず使い始められるようにサポートします。オンボーディングが効果的に行われると、ユーザーの離脱を防ぎ、長期的な利用に繋がります。特にアプリやオンラインサービスでは重要な要素として、新規ユーザーの体験を最適化します。 |
カードソーティング |
情報の分類や構造をユーザーに整理してもらう手法 |
ユーザーが情報をどのようにグループ化し、階層を構築するかを調査する手法です。ユーザーにカードに書かれた情報を分類してもらうことで、自然な情報構造やメニュー構成を発見します。Webサイトやアプリのナビゲーション設計で使用され、ユーザーの思考に基づいた構造を作ることで、情報が探しやすくなり、直感的な操作性が向上します。 |
グリッドシステム |
レイアウトを統一するための格子状のガイドライン |
デザインのレイアウトを統一し、情報を整理するための枠組みで、行と列に基づいた構成が基本です。グリッドシステムを使うことで、要素の配置が整然とし、視覚的な一貫性と使いやすさが向上します。特にWebデザインや印刷物で多用され、統一感を保ちながら情報を効果的に伝えるために役立ちます。 |
コンシステンシー |
デザインや操作の一貫性 |
デザインやシステムの一貫性を指し、同じ操作が同様の結果を生むように設計されるべきという考え方です。例えば、同じボタンのデザインや操作方法を統一することで、ユーザーは安心して操作でき、混乱が生じにくくなります。コンシステンシーは、ユーザーエクスペリエンスの向上に不可欠な要素で、ブランドの統一感も高めます。 |
コンテキストインタビュー |
ユーザーの環境で行うインタビュー手法 |
ユーザーが実際に製品やサービスを使用する現場で行うインタビュー手法で、ユーザーがどのように製品を利用しているかを観察しながらインタビューします。これにより、ユーザーの行動や利用環境に基づいた実際の課題やニーズを深く理解できます。特にUXデザインでユーザー体験の改善点を探る際に役立ちます。 |
コンテントストラテジー |
コンテンツの計画・作成・管理の戦略 |
コンテンツを作成、管理、配信するための計画で、ターゲット層や目的、コンテンツの種類、配信チャネルを明確にします。コンテントストラテジーを策定することで、ユーザーに価値ある情報が届けられ、ブランディングやマーケティングの効果が高まります。長期的なコンテンツ活用を視野に入れた戦略的なアプローチが求められます。 |
コントラスト比 |
文字と背景色の明暗差を示す比率 |
視覚的なアクセシビリティを向上させるために、文字や画像と背景色の明暗差を示す指標です。高いコントラスト比があると、視覚的に判別しやすく、読みやすさや見やすさが向上します。特に、視覚障害を持つユーザーや高齢者にとって重要な要素となり、Webアクセシビリティガイドライン(WCAG)でも推奨されています。デザインの段階で適切なコントラスト比を確保することが求められます。 |