IaaSやサーバレスコンピューティングなどクラウド・仮想化用語の詳細説明-1
このページに含まれる単語は以下の通り。
Docker,IaaS,PaaS,SaaS,オンプレミス,クラウドコンピューティング,クラウドストレージ,クラウドネイティブ,コンテナ,サーバレスコンピューティング,スケーラビリティ,ハイパーバイザー,ハイブリッドクラウド,パブリッククラウド,プライベートクラウド,マルチクラウド,仮想マシン,仮想化
これらの用語について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
| Docker |
| コンテナの作成・配布・実行を行うプラットフォーム |
| Dockerは、アプリケーションをコンテナと呼ばれる軽量な仮想環境で実行するためのプラットフォームです。コンテナを利用すると、異なるシステムでも同じ環境を再現でき、開発・運用が効率化されます。特にクラウドやDevOpsで広く活用されています。 |
| IaaS |
| インフラをサービスとして提供するクラウドモデル |
| IaaS(Infrastructure as a Service)は、サーバやストレージ、ネットワークなどのインフラをインターネット経由で提供するクラウドサービスです。ユーザーは物理的な設備を持たずにインフラを利用でき、柔軟なスケーリングが可能です。AWSやAzureが代表的です。 |
| PaaS |
| プラットフォームをサービスとして提供するクラウドモデル |
| PaaS(Platform as a Service)は、アプリケーションの開発・実行環境をクラウドで提供するサービスです。開発者はインフラの管理を気にせず、コードの開発に集中できます。Google App Engineなどがあり、素早くアプリをリリースするのに適しています。 |
| SaaS |
| ソフトウェアをサービスとして提供するクラウドモデル |
| SaaS(Software as a Service)は、インターネット経由でソフトウェアを提供するサービスで、ユーザーはインストールせずに利用可能です。Google WorkspaceやSalesforceが代表的で、どこからでもアクセスでき、アップデートも自動的に行われます。 |
| オンプレミス |
| 自社内でシステムを運用する形態 |
| オンプレミスは、企業や組織が自社内でサーバやシステムを設置・運用する形態です。クラウドとは異なり、データの管理やセキュリティを自社で完全に制御できますが、導入や維持にコストがかかります。特に機密情報の管理で選ばれます。 |
| クラウドコンピューティング |
| インターネット経由でサービスを利用するコンピューティング形態 |
| クラウドコンピューティングは、インターネット経由で計算リソースやデータを利用する技術です。ユーザーはサーバやストレージを持たずに必要なリソースをオンデマンドで利用でき、スケーラビリティが高いのが特徴です。コスト削減や効率向上に貢献します。 |
| クラウドストレージ |
| インターネット上でデータを保存・共有するサービス |
| クラウドストレージは、データをインターネット上のサーバに保存し、どこからでもアクセスできるようにするサービスです。Google DriveやDropboxが代表的で、データのバックアップや共有に便利です。災害対策やデバイス間でのデータ同期に役立ちます。 |
| クラウドネイティブ |
| クラウド環境を前提として設計されたシステム |
| クラウドネイティブは、クラウド環境での利用を前提に設計されたアプリケーションの形態です。スケーラビリティや可用性が高く、効率的にクラウドリソースを活用します。Kubernetesやコンテナ技術がよく使われ、現代のアプリ開発で重要です。 |
| コンテナ |
| アプリケーションとその環境をパッケージ化する技術 |
| コンテナは、アプリケーションとその依存関係をまとめてパッケージ化し、どの環境でも動作できる仮想環境です。軽量で効率的に動作し、開発と運用の統一が図れます。Dockerが代表的なツールで、クラウド環境でも広く利用されています。 |
| サーバレスコンピューティング |
| サーバの管理を意識せずにコードを実行できるサービス |
| サーバレスコンピューティングは、アプリケーションの実行に必要なインフラ管理をクラウドプロバイダに任せ、開発者はコードに集中できるサービス形態です。AWS Lambdaなどがあり、リソースの効率的な利用が可能です。 |
| スケーラビリティ |
| 負荷に応じてシステムを拡張・縮小できる能力。デザインやシステムの拡張可能性 |
| スケーラビリティは、システムやアプリケーションが負荷に応じて拡張できる能力です。トラフィックの増加時にサーバを追加したり、リソースを増やすことでパフォーマンスを維持します。特にクラウド環境で重要な要素です。 |
| ハイパーバイザー |
| 仮想マシンを管理するソフトウェア |
| ハイパーバイザーは、複数の仮想マシン(VM)を管理・運用するためのソフトウェアです。物理サーバ上で複数の仮想環境を動作させ、リソースを効率よく分割します。VMwareやKVMなどがあり、クラウドやデータセンターで利用されます。 |
| ハイブリッドクラウド |
| パブリックとプライベートクラウドを組み合わせた環境 |
| ハイブリッドクラウドは、オンプレミス環境とクラウドサービスを組み合わせたIT環境です。柔軟な運用が可能で、データを安全に保ちながらクラウドのスケーラビリティを活用できます。企業のシステム最適化に役立つ形態です。 |
| パブリッククラウド |
| 複数のユーザーが共有するクラウド環境 |
| パブリッククラウドは、インターネットを通じて一般ユーザーが利用できるクラウドサービスです。Amazon Web ServicesやGoogle Cloudなどが提供しており、コスト効率やスケーラビリティに優れます。広くビジネスで活用されています。 |
| プライベートクラウド |
| 特定の組織が専有するクラウド環境 |
| プライベートクラウドは、特定の企業や組織専用に提供されるクラウド環境です。セキュリティやデータの制御が必要な場合に選ばれ、外部にデータが出ることなく運用できます。金融機関など、機密情報が扱われる環境に適しています。 |
| マルチクラウド |
| 複数のクラウドサービスを組み合わせて利用すること |
| マルチクラウドは、複数のクラウドプロバイダのサービスを同時に利用する戦略です。特定のプロバイダ依存を避け、柔軟なリソース管理が可能です。企業はコスト削減や障害対策を図るためにマルチクラウドを採用しています。 |
| 仮想マシン |
| 仮想化技術で作成された論理的なコンピュータ |
| 仮想マシン(VM)は、物理サーバ上に構築される仮想のコンピュータで、独立した環境でOSやアプリケーションを動かせます。リソースを効率的に使用し、複数のOSを同一ハードウェアで動かすことが可能です。クラウドや開発で利用されます。 |
| 仮想化 |
| 物理的な資源を抽象化して利用する技術 |
| 仮想化は、物理的なハードウェアを仮想的に分割し、複数の独立した環境で利用する技術です。サーバ、ストレージ、ネットワークなどで仮想化が進んでおり、リソースの最適化や運用の効率化に寄与しています。 |