HTTP/HTTPSやIPアドレスなど共通テスト対策の情報I用語
「情報通信ネットワークとデータの活用」分野の頻出用語を網羅しました。このページに含まれる単語は以下の通り。
5G,ACID特性,Bluetooth,bps,DBMS,DELETE文,DHCP,DNS,GIS,GPS,GROUPBY句,gTLD,HAVING句,HDMI,HTTP/HTTPS,IEEE802.11,IMAP,INSERT文,IoT,IP,IPoE,IPv4,IPv6,IPアドレス,ISP,JOIN,KJ法,LAN,MACアドレス,NAPT,NAT,NoSQL
情報Iの共通テストや高校の定期テスト対策に、これらの重要語句について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
| 5G |
| 第5世代の移動通信システム |
| 高速で低遅延、大量接続を可能にする次世代のモバイル通信規格です。たとえば、高画質動画のストリーミングやIoTデバイスでの利用が挙げられます。 |
| ACID特性 |
| トランザクションの4つの重要な特性 |
| トランザクションが守るべき4つの特性(Atomicity: 原子性、Consistency: 一貫性、Isolation: 独立性、Durability: 耐久性)を指します。これにより、データの正確性や信頼性が保たれます。たとえば、送金処理でのデータ整合性がACID特性で保証されます。 |
| Bluetooth |
| 短距離無線通信の規格 |
| 数メートルから数十メートルの範囲でデータをワイヤレスでやり取りするための規格です。たとえば、ワイヤレスイヤホンやキーボードがBluetoothで接続されます。 |
| bps |
| データ通信速度の単位 |
| 「bits per second」の略で、1秒間に送受信されるビット数を示します。たとえば、インターネットの通信速度をMbps(メガビット毎秒)で測定します。 |
| DBMS |
| データベースを管理するソフトウェア |
| 「Database Management System」の略で、データベースの作成、操作、管理を効率化するためのソフトウェアです。たとえば、MySQLやPostgreSQLがDBMSに該当します。 |
| DELETE文 |
| データを削除するSQL文 |
| テーブル内のデータを削除するためのSQL文です。条件を指定して削除を行います。たとえば、「DELETE FROM 商品テーブル WHERE 商品名 = ‘ノート’;」と記述することで、「ノート」のデータを削除します。 |
| DHCP |
| 動的ホスト構成プロトコル:IPアドレスを自動で割り当てる仕組み |
| ネットワークに接続されたデバイスにIPアドレスを自動的に割り当てるプロトコルです。これにより、手動設定の手間が省け、重複を防ぎます。たとえば、Wi-Fiに接続する際に使われます。 |
| DNS |
| ドメインネームシステム:ドメイン名とIPアドレスを変換する仕組み |
| 人間が覚えやすいドメイン名(例: www.example.com)をIPアドレスに変換するサービスです。これにより、ユーザーは数字を覚えなくてもウェブサイトにアクセスできます。たとえば、Googleのドメイン名「google.com」をIPアドレスに変換するのがDNSです。 |
| GIS |
| 地理情報を扱うシステム |
| 「Geographic Information System」の略で、地理データを分析、可視化、管理する技術です。たとえば、地図上で店舗の配置を分析する際に利用されます。 |
| GPS |
| 位置情報を測定するためのシステム |
| 「Global Positioning System」の略で、人工衛星を利用して地球上の現在位置を特定するシステムです。たとえば、カーナビやスマホの地図アプリがGPSを使用します。 |
| GROUP BY句 |
| データをグループ化するためのSQL文の句 |
| データを指定した列ごとにグループ化し、集計する際に使用します。たとえば、「SELECT カテゴリ, SUM(価格) FROM 商品テーブル GROUP BY カテゴリ;」と記述すると、カテゴリごとの合計価格を計算できます。 |
| gTLD |
| 一般的なトップレベルドメイン |
| 「generic Top-Level Domain」の略で、用途に応じて設定されたトップレベルドメインです。たとえば、「.com(商業)」、「.org(非営利)」がgTLDです。 |
| HAVING句 |
| グループ化後の条件を指定するSQL文の句 |
| 「GROUP BY句」でグループ化した結果に条件を適用する際に使用します。たとえば、「SELECT カテゴリ, SUM(価格) FROM 商品テーブル GROUP BY カテゴリ HAVING SUM(価格) > 1000;」と記述すると、合計価格が1000を超えるカテゴリだけを表示します。 |
| HDMI |
| 映像と音声を同時に伝送する規格 |
| 「High-Definition Multimedia Interface」の略で、デジタル映像と音声を1本のケーブルで高品質に伝送する規格です。たとえば、テレビやPCモニターで使用されます。 |
| HTTP/HTTPS |
| ウェブページを取得するためのプロトコル |
| HTTP(HyperText Transfer Protocol)はウェブページを表示するための通信規約で、HTTPSは暗号化を追加して安全性を高めたバージョンです。たとえば、銀行サイトなど機密情報を扱うウェブサイトではHTTPSが必須です。 |
| IEEE802.11 |
| 無線LANの標準規格 |
| Wi-Fiの通信規格を定めた標準で、無線LAN通信の仕様を規定しています。たとえば、家庭やオフィスで使用されるWi-Fiルーターがこの規格に基づいています。 |
| IMAP |
| メールを受信するためのプロトコル同期型: |
| 「Internet Message Access Protocol」の略で、サーバーとメールの状態を同期しながら利用する通信規約です。複数のデバイスで同じメールを管理できます。たとえば、スマホとPCの両方で同じメールボックスを閲覧する場合にIMAPが便利です。 |
| INSERT文 |
| データを新たに追加するSQL文 |
| データベースのテーブルに新しいレコードを追加するためのSQL文です。たとえば、「INSERT INTO 商品テーブル (商品名, 価格) VALUES (‘ノート’, 200);」と記述することで、新しい商品データを追加できます。 |
| IoT |
| モノのインターネット:モノをインターネットに接続する仕組み |
| 家電や自動車など、さまざまなモノがインターネットに接続され、データをやり取りする技術です。これにより、遠隔操作やデータ解析が可能になります。たとえば、スマートスピーカーやIoT家電がこれに該当します。 |
| IP |
| ネットワーク上の機器を識別するアドレス |
| 「Internet Protocol」の略で、ネットワーク上で通信を行うデバイスに割り当てられる識別番号です。たとえば、IPv4やIPv6形式があります。 |
| IPoE |
| 効率的なインターネット接続方式 |
| 「IP over Ethernet」の略で、従来のPPPoEに比べて高速で安定した接続を提供する方式です。たとえば、IPv6通信で広く使われています。 |
| IPv4 |
| 32ビットで構成されたIPアドレスの規格 |
| ネットワーク上でデバイスを識別するための規格で、「192.168.1.1」のような形式で表されます。利用可能なアドレス数が限られているため、現在ではIPv6への移行が進んでいます。 |
| IPv6 |
| 128ビットで構成された新しいIPアドレスの規格 |
| IPv4の後継規格で、利用可能なアドレス数が飛躍的に増えました。形式は「2001:0db8::1」のように表され、セキュリティや効率の面でも改善されています。IoT機器の増加に対応するために普及が進んでいます。 |
| IPアドレス |
| ネット上でデバイスを識別する番号 |
| インターネット上でデバイスを特定するための一意の番号です。IPv4(例: 192.168.1.1)やIPv6(例: 2001:0db8::1)があり、ネットワーク通信で重要な役割を果たします。たとえば、スマホがインターネットに接続するときに使われます。 |
| ISP |
| インターネット接続サービスを提供する事業者 |
| 「Internet Service Provider」の略で、インターネット接続を提供する会社やプロバイダです。たとえば、OCNやSoftBankがISPに該当します。 |
| JOIN |
| 内部結合、外部結合、自己結合:複数のテーブルを結合する方法 |
| 異なるテーブル同士を結び付けてデータを取得する際に使用します。内部結合は一致するデータのみを取得し、外部結合は一致しないデータも含めます。自己結合は同じテーブルを結合します。たとえば、「顧客」と「注文」を結び付けて注文データを取得する場合にJOINを使います。 |
| KJ 法 |
| アイデアや意見を分類して整理する方法 |
| 多くの意見やアイデアをカードに書き出し、それらを分類して全体像を把握する手法です。たとえば、プロジェクトのブレインストーミングで使用され、優先順位や課題を明確にします。 |
| LAN |
| ローカルエリアネットワーク:限られた範囲内で接続されたネットワーク |
| 同じ建物や部屋内など、比較的小さな範囲で複数のデバイスを接続するネットワークです。家庭やオフィスのWi-FiもLANの一種です。これにより、ファイル共有やプリンターの共同利用が可能になります。たとえば、自宅のルーターを使ったネットワークがLANに該当します。 |
| MACアドレス |
| ネットワーク機器ごとに割り当てられた識別番号 |
| ネットワーク機器を特定するための一意の番号で、ハードウェアごとに割り当てられます。たとえば、スマートフォンやパソコンのWi-Fiアダプターに設定されています。この番号は変更できません。 |
| NAPT |
| 複数の機器が1つのグローバルIPを共有する技術 |
| 「Network Address Port Translation」の略で、1つのグローバルIPアドレスを使って複数の端末をインターネットに接続します。たとえば、家庭用ルーターで利用されます。 |
| NAT |
| ネットワークアドレス変換:複数のデバイスを1つのIPアドレスで接続する技術 |
| プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを変換する仕組みで、家庭や企業内で複数のデバイスをインターネットに接続する際に使われます。たとえば、家庭のWi-FiルーターがNATを利用して接続を管理します。 |
| NoSQL |
| 非リレーショナルなデータベース管理システム |
| リレーショナルデータベース以外の構造を持つデータベースです。大規模なデータ処理や柔軟なデータ構造に適しています。たとえば、MongoDBやCassandraがNoSQLの代表例です。 |