生体認証や二要素認証など応用セキュリティ用語の詳細説明-4
このページに含まれる単語は以下の通り。
辞書攻撃,情報セキュリティガバナンス,情報セキュリティ監査,生体認証,脆弱性診断,電子透かし,二要素認証,認証プロトコル,認証局
これらの用語について20語ずつ分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
辞書攻撃 |
辞書にある単語を使ってパスワードを解読 |
パスワードの解読手法の一つで、一般的な単語やフレーズを組み合わせて試行することで、パスワードを推測します。辞書攻撃は複雑でないパスワードには効果的であり、強固なパスワードや多要素認証が防止策となります。セキュリティ強化のために辞書攻撃対策が求められます。 |
情報セキュリティガバナンス |
組織全体でのセキュリティ管理体制 |
組織の情報資産を守るための管理体制を整え、セキュリティ方針を策定し、リスク管理を行うプロセスです。情報セキュリティガバナンスは、法令遵守とともに、企業の信頼性向上に寄与します。ガバナンス強化により、情報漏洩リスクの低減が期待されます。 |
情報セキュリティ監査 |
セキュリティ対策の適切性を評価・確認すること |
組織のセキュリティ体制が適切に機能しているかを評価するプロセスです。監査により、脆弱性や改善点が明らかになり、情報資産の保護が確保されます。企業のセキュリティ対策を強化するために、定期的な監査が推奨されます。 |
生体認証 |
指紋や顔など生体情報を用いた認証方式 |
指紋や顔認証など、身体的特徴を用いた認証方式で、パスワードの代替として広く利用されています。生体認証は偽造が難しく、セキュリティが向上するため、スマートフォンやセキュリティシステムで採用されています。利便性と安全性を兼ね備えた認証手段です。 |
脆弱性診断 |
システムの弱点を検査すること |
システムやソフトウェアの脆弱性を発見し、改善するための診断プロセスです。専門のツールや手動での診断により、攻撃のリスクを減らします。定期的な脆弱性診断により、システムの安全性が向上し、セキュリティ強化が実現します。 |
電子透かし |
デジタルコンテンツに識別情報を埋め込む技術 |
デジタルコンテンツに隠された識別情報で、著作権保護や真贋判定に利用されます。電子透かしは人の目には見えず、データの改ざんを検出する手段としても有効です。特にメディア業界でコンテンツの保護に使用され、デジタル著作権の維持に寄与します。 |
二要素認証 |
二つの異なる要素で認証を行う方式 |
パスワードに加えて別の要素(SMSコードや生体認証など)で認証を行う手法です。二要素認証により、不正アクセスが防止され、セキュリティが強化されます。特に金融取引や機密情報の保護において、二要素認証の導入が推奨されています。 |
認証プロトコル |
認証を行うための通信規約 |
システムやユーザーの認証を行うための通信規約で、KerberosやOAuthなどが代表例です。認証プロトコルは、ユーザーの身元確認とアクセス制御を行い、安全なシステム利用を実現します。特にオンラインサービスのセキュリティ向上に欠かせません。 |
認証局 |
デジタル証明書を発行する機関(CA:Certificate Authority) |
デジタル証明書を発行し、ユーザーやサーバーの身元確認を行う信頼性の高い機関です。認証局によって発行された証明書により、安全な通信や取引が可能になります。認証局は、インターネット上での信頼性確保に重要な役割を果たしています。 |