スタンドアロンやフローチャートなど共通テスト対策の情報I用語
「コンピュータとプログラミング」分野の頻出用語を網羅しました。このページに含まれる単語は以下の通り。
コーディング,コマンド,シミュレーション,シンギュラリティ,スクリプト言語,スタイルシート,スタンドアロン,スパイラル開発,センサー,ソースコード,ソートアルゴリズム(バブルソート、クイックソートなど),タグ,ディープラーニング,データ構造,テストケース,デバイスドライバ,デバッグ,デフォルト,ドライバ,トレース表,ネスト,ハードウェア,バグ,バブルソート,フラッシュメモリ,フローチャート,プログラミング言語,プログラム,プロパティ,マークアップ,マクロ,マルチコアCPU,メインメモリ
情報Iの共通テストや高校の定期テスト対策に、これらの重要語句について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
コーディング |
プログラムを記述する作業 |
特定のプログラミング言語を使って、コンピュータが実行する命令を記述する作業です。たとえば、Pythonで電卓アプリを作ることがコーディングです。 |
コマンド |
コンピュータに指示を出す命令 |
ユーザーがコンピュータに対して実行させたい操作を指示する文字列です。たとえば、「ls」コマンドでディレクトリの内容を表示する操作が該当します。 |
シミュレーション |
現実を仮想的に再現する手法 |
コンピュータを使って現実の現象を再現し、予測や分析を行う方法です。たとえば、地震の発生シナリオを再現することがシミュレーションです。 |
シンギュラリティ |
技術進化による人類の転換点 |
「技術的特異点」とも呼ばれ、AIが人間の知能を超えることで社会や経済に劇的な変化をもたらす未来の予測です。たとえば、AIが自己進化を始めるとされる時点です。 |
スクリプト言語 |
簡単な操作や処理を記述するための言語 |
手軽にプログラムを書いて実行できる言語です。たとえば、JavaScriptやPythonはスクリプト言語としてよく使われます。 |
スタイルシート |
ウェブページのデザインを設定する仕組み |
HTMLで記述したウェブページの見た目を装飾するためのファイルです。たとえば、CSSを使ってフォントサイズや色を設定します。 |
スタンドアロン |
ネットワークに接続しない独立したシステム |
他のシステムやネットワークに依存せずに動作する単独のシステムです。たとえば、インターネット接続を必要としない単独動作のパソコンがスタンドアロンです。 |
スパイラル開発 |
反復的に進めるシステム開発手法 |
システムを部分ごとに設計、実装、評価を繰り返しながら完成に近づける手法です。たとえば、試作品を作ってフィードバックを受けながら改良する開発方法が該当します。 |
センサー |
物理量を検知してデータに変換する装置 |
温度や光、圧力などを検知し、電気信号として出力する装置です。たとえば、スマホの加速度センサーや温度センサーが該当します。 |
ソースコード |
プログラムを記述したコード |
プログラムの命令や構造が書かれたコードのことです。たとえば、「print(‘Hello, World!’)」はPythonのソースコードです。 |
ソートアルゴリズム(バブルソート、クイックソートなど) |
データを特定の順序に並べ替える方法 |
データを昇順や降順に並べ替えるためのアルゴリズムです。バブルソートは隣り合う要素を比較して入れ替える単純な方法で、クイックソートはデータを分割して効率的に並べ替える方法です。たとえば、テストの点数を高い順に並べ替えるときに使われます。 |
タグ |
HTMLなどで構造を示す記号 |
データや文章の構造を記述するための要素を示す記号です。<>の中にタグの記号を入れます。たとえばh1,h2などのタグで見出しを示すことがHTMLの基本です。 |
ディープラーニング |
深層学習と同義 |
多層構造を持つニューラルネットワークを用いてデータを学習し、高度なAIの機能を実現します。たとえば、顔認識システムで利用されています。 |
データ構造 |
スタック、キュー:データを管理するための整理方法 |
スタックは「後入れ先出し(LIFO)」、キューは「先入れ先出し(FIFO)」というルールでデータを管理します。スタックは本の積み重ね、キューは列に並ぶ人をイメージすると分かりやすいです。たとえば、ブラウザの「戻る」機能はスタックを利用しています。 |
テストケース |
プログラムの動作を確認するための条件 |
プログラムが正しく動作しているかを確認するための具体的な入力値や期待される出力を指します。これにより、不具合を早期に発見できます。たとえば、「入力が5のとき、出力が25であることを確認する」といった内容がテストケースです。 |
デバイスドライバ |
ハードウェアを制御するソフトウェア |
特定のハードウェアを制御し、OSやアプリケーションとの連携を可能にするソフトウェアです。たとえば、プリンターを使用するためのドライバがデバイスドライバです。 |
デバッグ |
プログラムのエラーを見つけて修正する作業 |
プログラムに含まれるバグ(誤り)を見つけ出し、修正する過程を指します。プログラムが予期した通りに動かない場合、エラーの原因を調べて改善します。たとえば、コンパイルエラーや実行時エラーの箇所を確認し、コードを修正するのがデバッグです。 |
デフォルト |
初期設定または標準値 |
設定を変更しない場合に使用される標準の値や状態です。たとえば、ブラウザのホームページがデフォルトでGoogleに設定されていることがあります。 |
ドライバ |
ハードウェアを制御するためのソフトウェア |
特定のハードウェアを動作させるために必要なプログラムです。たとえば、プリンターをパソコンで使うためにインストールするソフトウェアがドライバです。 |
トレース表 |
プログラムの動きを追跡する表 |
プログラムの実行時の動作を記録し、変数や処理の流れを確認するための表です。これにより、バグの原因を特定しやすくなります。たとえば、条件分岐や繰り返し処理が期待通りに動作しているかを確認する際に使います。 |
ネスト |
構造の中にさらに構造を入れること |
条件分岐や繰り返しなどの構造を他の構造の内部に埋め込むことです。たとえば、if文の中に別のif文を入れるのがネストです。 |
ハードウェア |
コンピュータの物理的な装置 |
CPU、メモリ、ハードディスクなど、コンピュータを構成する物理的な装置を指します。たとえば、キーボードやモニターもハードウェアに含まれます。 |
バグ |
プログラム内の不具合や誤り |
プログラムの設計や記述の誤りにより、意図した動作をしない状態です。たとえば、計算結果が正しく出ない原因となるミスがバグです。 |
バブルソート |
隣り合う要素を比較して並び替える方法 |
隣接するデータを比較し、大きい値を右側に移動させて順序を整える基本的なソート方法です。たとえば、数値のリストを昇順に並べる際に使用されます。 |
フラッシュメモリ |
電源を切ってもデータを保持する記憶装置 |
書き換え可能で、長期間データを保存できる半導体記憶装置です。たとえば、USBメモリやSSDがフラッシュメモリに該当します。 |
フローチャート |
処理の流れを図で表したもの |
処理の手順や流れを視覚的に表現した図です。長方形、ひし形、矢印などの記号を使い、プログラムの動きを分かりやすく説明するために利用されます。たとえば、学校の宿題をする順序をフローチャートで描けば、手順を整理しやすくなります。 |
プログラミング言語 |
プログラムを記述するための言語 |
コンピュータに命令を伝えるための言語です。代表的な言語には、Python、Java、C++などがあります。それぞれの言語には特徴があり、用途に応じて使い分けられます。たとえば、Pythonは初心者向けで学習が簡単とされています。 |
プログラム |
コンピュータに実行させる一連の命令 |
目的を達成するために、コンピュータに指示を与えるコードの集合です。たとえば、電卓アプリの計算機能を制御するコードがプログラムです。 |
プロパティ |
データやオブジェクトの属性情報 |
ファイルやオブジェクトが持つ情報や設定のことです。たとえば、ファイルサイズや作成日時を確認する際の情報がプロパティです。 |
マークアップ |
テキストに構造や意味を付加すること |
文章にタグを付けて、その内容の構造や意味を示す操作です。たとえば、HTMLで見出しや段落をタグで区別することがマークアップです。 |
マクロ |
繰り返し作業を自動化するための記録機能 |
特定の作業手順を記録し、自動で実行する仕組みです。たとえば、Excelでマクロを使って大量のデータ処理を効率化します。 |
マルチコア CPU |
複数のコアを持つCPU |
1つのCPU内に複数の処理ユニット(コア)を持ち、並列処理能力を向上させたCPUです。たとえば、スマートフォンやノートパソコンに搭載されています。 |
メインメモリ |
データを一時的に保存する装置 |
コンピュータが作業中のデータやプログラムを一時的に保存するための記憶装置です。たとえば、RAMがメインメモリに該当します。 |