マインドマップやユニバーサルデザインなど共通テスト対策の情報I用語
「コミュニケーションと情報デザイン」分野の頻出用語を網羅しました。このページに含まれる単語は以下の通り。
プッシュ型,プル型,フレーム,フレームレート,ブレーンストーミング,ベクタ形式,ヘッドマウントディスプレイ,ペルソナ法,マインドマップ,メーラ,メールアドレス,メッセージアプリ,メディア,メディアリテラシー,ユーザインタフェース,ユーザエクスペリエンス,ユーザビリティ,ユニバーサルデザイン,ラスタ形式,レイアウト,レタッチ,圧縮,圧縮率,引用,仮想現実,可逆圧縮,画素,解像度,解凍,丸め誤差
情報Iの共通テストや高校の定期テスト対策に、これらの語句について分かりやすい詳しい説明を掲載しています。
プッシュ型 |
情報を受け手に自動的に送る方式 |
送信側が積極的に情報を送信する方法です。たとえば、アプリのプッシュ通知やニュース配信がプッシュ型に該当します。 |
プル型 |
受け手が情報を自ら取りに行く方式 |
受信側が必要な情報を自らアクセスして取得する方法です。たとえば、ウェブサイトを訪れてニュース記事を読むことがプル型です。 |
フレーム |
データを分割した1単位 |
映像や音声などのデータを一定の時間ごとに区切った単位を指します。たとえば、動画のフレームレートが30fps(1秒間に30フレーム)なら、1フレームは約1/30秒です。 |
フレームレート |
動画の1秒間あたりのフレーム数 |
動画の滑らかさを示す指標で、fps(frames per second)で表されます。たとえば、映画は24fps、ゲームは60fps以上が一般的です。 |
ブレーンストーミング |
自由な発想で意見を出し合う方法 |
グループで特定のテーマについて自由にアイデアを出し合う手法です。たとえば、新商品のアイデアを出すための会議で使われます。 |
ベクタ形式 |
点と線で構成される画像形式 |
座標と線の情報で画像を表現し、拡大縮小しても劣化しない特徴があります。たとえば、ロゴやイラストの作成に使われるSVG形式がベクタ形式です。 |
ヘッドマウントディスプレイ |
頭に装着するディスプレイ装置 |
VRやARの体験を可能にするために、頭部に装着して使用するディスプレイです。たとえば、OculusやPlayStation VRがヘッドマウントディスプレイの例です。 |
ペルソナ法 |
仮想の人物像を作り具体的なターゲットを明確化する手法 |
商品やサービスの利用者を具体的に想定し、その人物像を基にマーケティングや設計を行う方法です。たとえば、「30代女性で週末に料理を楽しむ」というペルソナを設定して商品開発を行うケースがあります。 |
マインドマップ |
アイデアを視覚的に整理する手法 |
中心のテーマから関連するアイデアを枝状に広げて描くことで、考えを整理する方法です。たとえば、プロジェクトの計画を作る際にマインドマップを使うことがあります。 |
メーラ |
電子メールの送受信を行うソフトウェア |
電子メールを管理するためのアプリケーションです。たとえば、ThunderbirdやMicrosoft Outlookがメーラに該当します。 |
メールアドレス |
電子メールを送受信するための宛先 |
電子メールの受信者を特定するための識別情報です。たとえば、「example@gmail.com」のような形式がメールアドレスです。 |
メッセージアプリ |
リアルタイムでメッセージを送受信できるアプリ |
チャットやグループトークを簡単に行えるアプリケーションです。たとえば、LINEやWhatsAppがメッセージアプリに該当します。 |
メディア |
情報を伝達するための手段や媒体 |
文字、音声、映像などを使って情報を伝える手段や媒体です。たとえば、新聞やテレビ、インターネットがメディアに含まれます。 |
メディアリテラシー |
メディアを正しく活用し批判的に理解する能力 |
情報を収集し、その信頼性や意図を批判的に分析する能力です。たとえば、フェイクニュースを見抜く力や、情報の出典を確認する習慣がメディアリテラシーです。 |
ユーザインタフェース |
システムとユーザーの接点 |
「User Interface(UI)」の略で、ユーザーがシステムやアプリケーションを操作する際の入力や出力の仕組みを指します。たとえば、スマホアプリのボタン配置がUIの一部です。 |
ユーザエクスペリエンス |
ユーザーが得る全体的な体験 |
「User Experience(UX)」の略で、サービスや製品を利用したときに得られる感覚や満足度を指します。たとえば、操作が直感的で便利なアプリは良いUXを提供します。 |
ユーザビリティ |
使いやすさを示す指標 |
システムや製品がどれだけ簡単に、効率的に使えるかを示す度合いです。たとえば、説明書がなくても操作方法が分かるスマホが高いユーザビリティを持つと言えます。 |
ユニバーサルデザイン |
誰でも使いやすいデザイン |
年齢や障がいに関係なく、誰もが使いやすいように設計されたデザインです。たとえば、エレベーターの点字ボタンがユニバーサルデザインの一例です。 |
ラスタ形式 |
ピクセルで構成される画像形式 |
画像を小さな点(ピクセル)の集まりとして表現する形式です。拡大するとピクセルが目立つ(劣化する)特徴があります。たとえば、写真に使われるJPEG形式がラスタ形式です。 |
レイアウト |
要素を配置するデザインの構成 |
文字や画像などの要素を効果的に配置するデザインの構成方法です。たとえば、ポスターで文字や写真をバランスよく配置するのがレイアウトです。 |
レタッチ |
画像を加工・修正すること |
写真や画像の一部を修正し、見栄えを良くする操作を指します。たとえば、肌のシミを消したり、色味を調整することがレタッチです。 |
圧縮 |
データのサイズを小さくすること |
データを効率的に保存・送信するために、不要な部分を削除したり、形式を変換してサイズを縮小する技術です。たとえば、大きな画像ファイルを圧縮してメールで送信しやすくするのが圧縮です。 |
圧縮率 |
データを圧縮した際の縮小割合 |
圧縮前後のデータサイズの比率を示す指標です。たとえば、10MBのファイルを2MBに圧縮した場合、圧縮率は80%(縮小率)です。 |
引用 |
他者の表現を借りて使用すること |
他人の文章や意見を明示して、自分の文章に取り入れることです。たとえば、論文やレポートで出典を明記して他者のデータを使用することが引用です。 |
仮想現実 |
コンピュータで作られた仮想の空間 |
VR技術によって体験できる、現実とは異なる仮想の環境を指します。たとえば、VRヘッドセットを使った仮想テーマパークが仮想現実の一例です。 |
可逆圧縮 |
データを完全に元に戻せる圧縮方式 |
圧縮後にデータを完全に復元できる方式です。たとえば、PNG画像やZIPファイルは可逆圧縮を採用しており、元のデータが失われません。 |
画素 |
画像を構成する最小の単位 |
「ピクセル」とも呼ばれ、デジタル画像を構成する最小の点を指します。たとえば、スマホカメラの12メガピクセルは1,200万個の画素を意味します。 |
解像度 |
画像や画面の細かさを表す指標 |
ピクセル数やドット数で表され、値が高いほど画像が細かく鮮明になります。たとえば、フルHDの解像度は1920×1080ピクセルです。 |
解凍 |
圧縮されたデータを元に戻すこと |
圧縮されたデータを元の状態に戻して利用可能にする操作です。たとえば、ZIP形式で圧縮されたファイルを展開して元のフォルダに戻すのが解凍です。 |
丸め誤差 |
計算結果を近似値にした際に生じる誤差 |
数値の小数点以下を切り捨て、切り上げ、四捨五入する際に発生する誤差です。たとえば、3.14159を3.14に丸めた際の差が丸め誤差です。 |